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Disaster countermeasures

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当病院は災害拠点病院であり、神奈川DMAT隊を2隊編成。毎年10月には病院長以下、各部署職員や院内委託業者が多数参加する実践的な「災害訓練」、病棟を中心に各部署での「セクション防災訓練」、1~2月頃には多摩消防署との合同による「合同消防訓練」をそれぞれ実施し、また川崎市や神奈川県、政府主催による「総合防災訓練」等にも積極的に参加しています。

救急災害医療センター長あいさつ

救急災害医療センター長田中 拓

救急医療は地域医療です。地域における様々な病気やケガに幅広く対応することが求められます。

救急災害医療センターは、地域の救急患者さんの窓口として24時間365日の対応を行っています。当センターはいわゆる二次救急医療機関として、救急医、内科医が中心となり、循環器内科、脳神経外科、小児科の専門科救急対応、各診療科協力のもと診療に当たります。
地域の救急隊とも連携を取り、定期的な学習会などを通して顔の見える関係の構築に努めています。

患者さんはご自身ではその症状がすぐに対応をしなくてはいけない状態なのか、少し様子をみても良い状態なのかの判断は難しい事があります。救急では様々な症状についてまずは拝見し、病気の重症度、緊急度をもとに診療の優先順位と診療内容を決定し、必要な処置を行います。

近隣開業医の先生方とは登録紹介医制度を設け、緊急対応の必要な患者さんをご紹介いただき、診療に当たっています。

当院では医師、看護師、NP(診療看護師)、各種検査技師、薬剤師、地域連携室など院内の様々なリソースが最大限に関わり、より患者さんに即した医療を提供しています。

また当院は聖マリアンナ医科大学の指定管理を受けており、当院で対応困難な救急患者さんは大学病院に紹介することにより、より適切な医療を提供できるような体制作りを行っています。

地域のインフラとして医療提供体制をより充実したものとするよう、スタッフ一同日々前を向いて患者さんに向き合っています。

電力

電源の信頼性及び安全性を十分に考慮し、下記の各電源により、全てを系統連携して相互補完可能。また停電対策として、重要度に応じた電源コンセントの系統を色分け表示。

  • 商用電源6.6kV (東京電力より供給 本線/予備線2回線受電)
  • CGS(コージェネレーション)設備400kw×2台 (都市ガスを燃料としたエンジン発電機)
    都市ガスの供給継続があれば、使用可能
  • 非常用発電設備1,000kvA (灯油を燃料としたガスタービン式エンジン発電装置)
    屋外に地下燃料タンクを埋設 (約5~7日分確保)
  • 太陽光発電設備 20kw (建物西側にソーラーパネルを設置)
  • その他UPS(無停電電源装置) 医療系 150kvA 情報系 50kvA

給水

飲料用の上水道系統、雑排水及び雨水を処理したトイレ水洗用に再利用する中水道系統があり、地下免震階の各水槽から加圧給水ポンプにより、各階へ汲み上げを行う。
併せて、約3~5日分程度を確保。

  • 上水道受水槽63㎥×2槽
  • 雑用水槽(躯体利用)400㎥×2槽

通信機器・回線

災害時用の通信手段として、固定電話や携帯電話以外に

  • 川崎市防災行政無線機器(無線機・FAX)
  • 川崎市MCA無線機
  • 神奈川県防災行政通信網用機器(FAX)
  • 衛星電話3台(DMAT用含む)

その他設備等

  • 医療ガス・・・屋外にタンクヤードを設置 (約5~7日分確保)
  • 浸水対策・・・非常用発電設備等を3階に設置
  • 屋上ヘリポート・・・陸路が寸断された場合、空路による患者搬送が可能

訓練状況等

当病院は災害拠点病院であり、神奈川DMAT隊を2隊編成。毎年10月には病院長以下、各部署職員や院内委託業者が多数参加する実践的な「災害訓練」、病棟を中心に各部署での「セクション防災訓練」、1~2月頃には多摩消防署との合同による「合同消防訓練」をそれぞれ実施し、また川崎市や神奈川県、政府主催による「総合防災訓練」等にも積極的に参加しています。

院内備蓄等

院内には災害用備蓄倉庫を設置し、簡易ベッドや資機材、災害用備蓄食糧(アルファ米他)、飲料水を約3日分備蓄しています。

多摩消防署との合同消防訓練