ご挨拶
皮膚科疾患は一般的なものから診断・治療が難しいものまで多岐にわたります。また目にみえる、という特徴を持っているため、外部からの感染、外傷、紫外線といった、様々な影響を受けやすく、それゆえトラブルは多岐に渡り、また、見えるだけに症状が患者様にとって精神的に大きな負担となることも少なくありません。
提供し得る最新の検査・治療方針を呈示し、それぞれの背景に適した方法を選び、進める医療を心がけています。
地域の診療所などとも連携を強化し、地域にさらに大きく貢献できることを目指しております。
診療科のご紹介
当科は常勤医2名で診療にあたっています。
一般外来は午前中のみの受付です。火曜、金曜は予約患者さんのみの診察となります(紹介患者さん、緊急の患者さんは通常通り診察させていただきます)。午後の外来はすべて予約制で手術や紫外線治療を行っております。
皮膚科では、湿疹、アトピー性皮膚炎、足白癬、疣贅、帯状疱疹、蜂窩織炎、脱毛症、乾癬、水疱症など幅広い皮膚疾患を扱います。診療においてはまず皮疹を十分に肉眼で診察させていただき、これまでの経過などを伺います。さらに検査などを行った後に診断し、病気や治療法について説明させていただきます。
できるだけわかりやすい説明、丁寧な治療をすることで、来院される多くの方に満足していただける医療を提供出来るよう心がけております。
主な対象疾患・診療内容
対象疾患
アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎、薬疹・中毒疹、痒疹、蕁麻疹、紅斑症、紫斑、皮膚血管炎、脱毛症、水疱症、膿疱症、尋常性乾癬、蜂窩織炎などの細菌感染症、帯状疱疹などのウイルス感染症、足白癬などの真菌感染症、虫刺症、皮膚腫瘍(良性・悪性)、母斑など皮膚疾患全般を取り扱っております。
疾患・症状紹介
診療内容
アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、湿疹等の炎症性疾患や、白癬、ヘルペス、蜂窩織炎等の感染症、良性・悪性腫瘍といった皮膚疾患全般にわたる診断・治療を行っています。
重症例では入院加療を行っています。
悪性腫瘍で、集学的治療が必要な場合などは、大学病院と連携しています。
しみ(老人性色素斑)などの色素性疾患に対して、Qスイッチアレキサンドライトレーザーによる治療も行っています(一部の疾患を除き、保険適応外です)。
症状が落ち着いた方は適宜お近くのクリニックへ逆紹介させていただいております。
外来担当医表
午前 | 午後(予約のみ) | |
---|---|---|
月 | 橋本 悠季 中島 香緒里 |
レーザー 手術 |
火 | 橋本 悠季 (予約・紹介のみ) |
レーザー 手術 |
水 | 橋本 悠季 中島 香緒里 |
レーザー 手術 |
木 | 担当医 | レーザー 手術 |
金 | 中島 香緒里 (予約・紹介のみ) |
レーザー 手術 |
土 | 担当医 (初診のみ) |
休診・代診情報
休診・代診情報はありません。
診療実績
外来診療
2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | |
---|---|---|---|
内視鏡検査総数 | 7,114 | 6,975 | 4,830 |
上部内視鏡 | 4,302 | 3,817 | 2,915 |
下部内視鏡 | 2,745 | 2,835 | 1,890 |
上下部 ESD | 42 | 76 | 36 |
ERCP | 272 | 323 | 302 |
超音波内視鏡(EUS) | 176 | 123 | 182 |
頸動脈的治療(TACE) | 45 | 18 | 22 |
ラジオ波灼熱術 | 0 | 14 |
平素より大切な患者さんをご紹介頂き誠にありがとうございます。今年度も登録紹介医をはじめとした地域の先生方からのご要請に可能な限りお応えすべく日々努力してまいります。なお、昨年度はコロナ禍での内視鏡診療をどのように行っていくか試行錯誤となりました。施行・介助者のフルPPE、飛沫防御マスクの使用、一件ごとの検査室換気などの対応のため施行可能検査数に制限が生じており、今年度も引き続いて大変ご迷惑をおかけしております。夜間休日帯の止血術や胆道ドレナージ術をはじめとした緊急内視鏡検査につきましても引き続き可能な限り応需するよう努力いたしますが、当院での処置が困難な場合は聖マリアンナ医科大学病院や東横病院などの関連病院との連携により対応致します。先生方に於かれましては今後ともご指導ご鞭撻の程何卒宜しくお願い申し上げます。