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ASAKURA TAKESHI
朝倉 武士
部長/教授/副院長
消化器・一般外科全般
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SHIMAMURA TSUKASA
四万村 司
副部長/准教授
消化器・一般外科、腹腔鏡手術、内視鏡検査及び治療、下部消化管
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TANIGUCHI KIYOAKI
谷口 清章
副部長/准教授
食道・胃外科、内視鏡外科、ロボット支援下手術、消化管放射線、IVR、上部消化器内視鏡、ESD、肥満症手術
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KATAYAMA MASAFUMI
片山 真史
主任医長/講師
消化器・一般外科
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OOSHIMA RYUUICHI
大島 隆一
医長
消化器・一般外科
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ISHII MASAMITSU
石井 将光
医長
消化器・一般外科
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SUZUKI KAZUOMI
鈴木 和臣
医長
消化器・一般外科
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IZUMIKA SHO
泉家 匠
医長
消化器・一般外科
ご挨拶
2006年2月開院依頼、当科では市立病院として地域の先生方と協力して地域に根付いた外科診療を行うことを、目標として診療を行っています。この地域での中核病院としての機能を構築し、安全で良質な医療を提供できるよう心掛けています。また、急性期医療だけでなく、ご高齢の方も多く多職種が連携して急性期から在宅医療、介護にむけて一連の医療サービスを提供出来るようにしていきたいと考えます。
当科では、消化器・一般外科疾患・消化器がん手術を対象とし、診療を行っています。大腸、胆嚢などの腹腔鏡下手術を多く取り入れています。また、肝胆膵領域における高難度手術も行っております。手術総数年間540〜560件(緊急手術は20〜25%)で鏡視下手術率40〜45%で、患者様への負担をできるだけ軽減できるよう心がけています。救急医療に関しても、急性期医療施設および災害拠点病院として、急性腹症の手術を中心に迅速に対応しています。今後も、市立病院として地域医療に貢献できるように努力していきたいと考えます。
診療科のご紹介
当科では、胃、大腸、胆嚢、胆管、肝臓、膵臓などの消化器疾患・消化器がん手術はもとより、鼠径・大腿ヘルニア、痔核などの一般外科疾患も対象とし、手術を中心に診療を行っています。日本内視鏡外科学会技術認定医4名、日本肝胆膵外科学会高度技能指導医・専門医2名が在籍。胃、大腸、胆嚢などの腹腔鏡下手術やロボット支援下手術(胃・結腸直腸手術)など、患者さんのお体に負担の少ない手術を心がけております。肝胆膵領域における高難度手術も行っております。手術技術の進歩に伴い、術後の早期離床・退院が可能となり、結果として早期の社会復帰に貢献しています。また、痔核の短期入院硬化療法(アルタ療法)等を行っています。診療を行っている医師は、専門学会に所属し、専門医などの資格を有しています。手術環境は全体で6室の手術室があり、腹腔鏡手術室を2室備え、気密度を高めた清潔な環境での手術を行っています。専門外来にはヘルニア外来があり、週末を利用したヘルニア手術や抗がん剤治療を円滑かつ患者さんへの負担をできるだけ軽減できるよう薬剤師・専門看護師等の医療スタッフの協力のもと運営しています。救急医療に関しても、急性期医療施設および災害拠点病院として、虫垂炎・消化管穿孔・腸閉塞・胆嚢炎などの急性腹症の手術にも迅速に対応しています。早期の診療受け入れや退院後の逆紹介を通じて、地域医療への貢献および地域医療施設との連携を行っております。今まで述べさせていただいた特徴を基に、市立病院として地域に根付いた外科診療を行うことを目標としております。
主な対象疾患・診療内容
対象疾患
上部消化管疾患:
食道癌(原則現在大学と連携して対応)、胃癌、胃粘膜下腫瘍(GISTなど)
下部消化管疾患:
結腸癌、直腸癌、虫垂腫瘍、小腸腫瘍、神経内分泌腫瘍、結腸憩室症、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)直腸脱、肛門疾患(内・外痔核、痔ろう、裂肛、脱肛、肛門周囲膿瘍)
肝胆膵疾患:
肝細胞癌、胆管細胞癌、肝血管腫、肝嚢胞、膵癌、膵粘液産生腫瘍、膵神経内分泌腫瘍、胆道癌(胆管癌、胆嚢癌、十二指腸乳頭部癌)、胆石症、胆嚢炎、胆嚢ポリープ、胆嚢腺筋症、膵胆管合流異常症、総胆管拡張症
一般外科・腹部救急疾患:
ヘルニア嵌頓(鼠径ヘルニア、大腿ヘルニア、腹壁ヘルニア、臍ヘルニア、瘢痕ヘルニア)、尿膜管遺残症、急性虫垂炎、急性胆嚢炎・胆管炎、上部・下部消化管穿孔、腸閉塞、急性腸管虚血、腸重積、S状結腸軸捻転
疾患・症状紹介
診療内容
認定資格
- 日本外科学会 専門医6名、指導医3名
- 日本消化器外科学会 専門医4名、指導医3名
- 日本内視鏡外科学会 技術認定医2名
- 日本肝胆膵外科学会 高度技能専門医1名、高度技能指導医1名
- 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医2名
- 日本消化器内視鏡学会 専門医2名、指導医1名
- 日本消化器病学会 専門医2名、指導医1名
- 日本消化管学会 胃腸科専門医1名 指導医1名
- 日本外科感染症学会 外科周術期感染管理認定医1名 教育医1名
- ICD制度協議会 認定インフェクションコントロールドクター2名
名称 | 所要日数(時間) | 説明 |
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腹腔鏡下胃切除術 | 約10日間 | 早期胃癌が適応。創が小さく美容的にも優れた侵襲が少ない手術です。日本内視鏡外科学会技術認定医が行います。 |
腹腔鏡下大腸切除術 | 約10日間 | 結腸、直腸癌が適応。創が小さく美容的にも優れた侵襲が少ない手術です。日本内視鏡外科学会技術認定医が行います。 |
腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 約5日間 | 主に胆嚢結石、急性胆嚢炎が適応。侵襲が少ない手術で早期退院が可能です。 |
鼠径部ヘルニア手術 | 約3〜4日間 | 鼠径ヘルニア、大腿ヘルニアを対象としています。痛みの少ない手術で術後早期社会復帰が可能です。 |
吸引輪ゴム式痔核結紮術 | 外来 | 内痔核に対し外来での治療が可能です。 |
ALTA療法(ジオン注) | 約3日間 | 脱出を伴う内痔核に対して、四段階注射法という注射手技によって直接患部に注射し痔核を縮小させる方法です。 |
肝切除 | 約2週間 | 原発性肝癌、転移性肝癌、胆道癌を主な適応疾患としています。肝胆膵高度技能指導医・専門医が行います。 |
膵頭十二指腸切除術 | 2~3週間 | 膵癌や胆管癌、十二指腸癌、IPMN(膵管内乳頭粘液性腫瘍)などに適応となります。消化器外科の中でも高難度な手術です。肝胆膵高度技能指導医・専門医が行います。 |
腹腔鏡手術:[腹腔鏡補助下胃・大腸切除術] 創が小さく美容的にも優れた低侵襲の手術です。開腹手術と比較し根治性は同等で早期退院が可能です。
外来担当医表
午前 | 午後 | |
---|---|---|
月 |
石井 将光 大島 隆一(講師) |
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火 |
片山 真史(講師) 鈴木 和臣 |
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水 | 朝倉 武士(部長/教授/副院長) 四万村 司(副部長/准教授) |
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木 |
泉家 匠 |
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金 |
朝倉 武士(部長/教授/副院長) 谷口 清章(副部長/准教授) |
ヘルニア外来(朝倉 武士(部長/教授/副院長)) |
土 |
片山 真史(講師)(第2週) 泉家 匠(第5週) |
休診・代診情報
休診・代診情報はありません。
診療実績
2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | |
---|---|---|---|---|
食道 | 1 | 1 | 1 | 0 |
胃 | 26 | 34 | 47 | 47 |
小腸 | 29 | 35 | 35 | 36 |
大腸(虫垂炎) | 198(90) | 172(76) | 168(74) | 155(54) |
肝 | 17 | 19 | 16 | 17 |
胆道 | 92 | 135 | 117 | 107 |
膵 | 9 | 16 | 16 | 10 |
ヘルニア | 121 | 139 | 140 | 140 |
その他 | 51 | 25 | 43 | 27 |
合計 | 544 | 562 | 570 | 521 |
( )は大腸手術の内の虫垂炎手術の件数
一部重複症例を含む
更新日:2024/8/31
近隣の医療機関と密接な連携を保ちつつ、消化器・一般外科領域の緊急患者さんに対し可能な限りの受け入れ体制を取っております。地域の中核病院として社会へ貢献することを通して、患者さんが安心して治療を受けられるよう、スタッフ一丸となって診療に当たっております。