診療内容
災害救急医療センターは、地域の救急患者さんの窓口として24時間365日の対応を行っています。いわゆる二次救急医療機関として、救急医、内科医が中心となり、循環器内科、脳神経外科、小児科の専門科救急対応、各診療科のもと診療に当たります。
急な体調不良で以下のような症状がある方は救急車を呼んで頂き、病院受診をしてください。
・突然のこれまで感じたことのないような頭痛
・左右どちらか半身の動かしづらさ
・顔の半分が動きにくい
・呂律が回らない
・急な意識障害(話している内容がおかしくなった)
・冷や汗や吐き気・嘔吐を伴う胸痛
・胸の中央が締め付けられる、または圧迫されるような胸痛
・突然の激しい腹痛
救急車の搬送件数は年々増加しており、またコロナ禍において迅速な受け入れが困難となる事態が発生しています。
救急外来では患者さんの緊急度、重症度に応じて診療を行います。このため、診療をお待たせすることがありますことをご了承ください。
診療実績
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | |
---|---|---|---|
救急患者取扱数 | 13,256 | 7,820 | 8,507 |
救急からの入院患者数 | 3,648 | 2,507 | 2,755 |
救急搬送台数 | 5,727 | 3,578 | 4,147 |
紹介患者数 | 2,444 | 1,172 | 1,648 |
(2022.08更新)
最近の話題
2020年の初めから、私達の暮らしはコロナの波との対峙です。特に2022年の第7波ではコロナとの共存が模索されているようです。しかし、市内の医療提供体制は明らかに逼迫を超えています。皆さまも街中を走る救急車の音が増えているとお感じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。 すでに市内のコロナ対応のベッドはいっぱいです。コロナ対策として医療提供体制の拡充が期待されますが、コロナでの入院を対応するベッドが増えるとおのずとそれ以外の入院のベッドが減ります。このため市内の救急車はコロナの方も、それ以外の病気の方も受入先が見つからず、救急患者さんが現場で数時間経過することも珍しくありません。現時点で行動制限はありませんが、皆さまお一人お一人の注意が大切な人を守ります。どうか引き続き感染対策にご協力をお願い申し上げます。
一方コロナだけでも大変な中で、世界では戦争まで起きています。 平和な日常は当たり前ではなく、元気に生きていることはそれ自体とても大切なことだと改めて実感します。この平和を日常生活のレベルから支えるために、私達は毎日の診療を丁寧に行い、市民の皆さまに安心して頂けるよう努力を続けますのでよろしくお願い申し上げます。