基本方針
当院は学校法人 聖マリアンナ医科大学が指定管理者となっており、輸血拒否患者への対応は聖マリアンナ医科大学で決められた対応に則って行う。
今すぐにでも輸血をしなければ生命の保証ができないような緊迫した状況下においては、患者またはその家族の同意が得られない場合には、生命の尊厳の立場から、当該所属長の判断で輸血を行う。
その場合、当該所属長はすみやかに病院長、事務部長、倫理委員会委員長に報告し、輸血を行ったことに対する責任は当院が負う。
また病院長は、学校法人聖マリアンナ医科大学理事長及び学長に報告する。
当院の対応
- (1)診療拒否はしない。
- (2)輸血療法を必要とすると予測される場合には、担当医師はその事由を理解しやすい言葉で患者またはその家族に十分に説明したうえで同意を得る努力をし、その経過と結果を詳細に診療録に記載する。
- (3)このインフォームド・コンセントには、可能な限り複数の医師・看護師であたる。
- (4)時間的に余裕がある場合には、当院の基本的な立場を説明し、患者またはその家族との相談の上で、転院先を紹介する。